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【心理学×気功】異分野学習の威力:私の遠隔転移体験」

更新日:2024年10月24日



こんにちは。世界で学ぶ催眠術師のかずきです。



皆さんは何かを学ぶとき、数学なら数学だけを、音楽なら音楽だけを、気功なら気功だけを。その対象についてのみの学習を行っていませんか?


実は心理学や教育学では、異なる領域での学習が相互に活きることが判明しています。例えば、音楽を聴くことで活発になる聴覚系は、視覚や数学的思考で使われるパターン認識とシナプス的に関連しており、音楽のリズム理解が数学的思考の訓練に役立ちます。


歴史を見ると、実際に音楽家はしばしば数学的な思考を持ち、逆に数学者の中には音楽に強い興味を持つ人が多く見られます。例えば、古代ギリシャの哲学者・数学者であるピタゴラスは、音楽の調和と数値の関係性を最初に理論化したことで有名です。数学の巨人と呼ばれるレオンハルト・オイラーは、自身の名前がついたオイラーの数列などを含め、音楽理論に数学的なアプローチを持ち込みました。


このように各分野に共通項を見出し、一方での学びをもう片方に応用することを「遠隔転移(Far Transfer)」と呼びます。


そして遠隔転移は、音楽と数学以外の分野においても見られます。例えば、マッサージと歌です。私は歌が好きで、ボイストレーニングやベースでのリズム感のトレーニング、数年にわたる声質の改善など、歌に関する学習を行っていました。しかし、ある一定のラインから上達がストップしてしまいました。


しかし、何事にも停滞期はあると考え、以前から興味のあったマッサージを独学で学び始めました。練習相手は歌手である友人です。試行錯誤しながら、彼の体の不調をマッサージで緩和することで改善してきました。そしてあるとき、マッサージ後に彼の歌唱力が一気に上昇したことがありました。歌うために無意識的に力が入っていた部分を緩めることができた結果でしょう。


このとき、私はふと考えました。「マッサージで相手の歌唱力を上げられるのなら、歌唱力を高めるための筋肉の最適な使い方を無意識に学んでいるのかもしれない」、と。そこで、私も歌ってみると、以前停滞していた成長できていなかった部分が改善され、以前よりも上手く体を使うことができていました。


その体験から私は遠隔転移の存在を体感的に学び、以降は意図的にそのような学習方法を実践するようにしています。




現在学習中の遠隔転移


現在は気功と文章作成の2本の柱で学習を進めています。しかし、パッと聞いた印象、気功と文章作成はかけ離れた概念で、遠隔転移が引き起こりにくいのでは?と疑問に思うかもしれません。


しかしここにも大きな共通項があるのです。それは双方の本質が情報だということです。


光ファイバーの中を通る光自体が情報なのではなく、その光に乗った情報こそが本質なのと同じように、文字の本質は単なる音の振動ではなく、その振動に乗った情報です。それと同じことが気に対してもいえます。(気については、その情報を伝える媒体が何かはまだ解明されていませんが。)


そして気が情報である以上、文章と同じように気にいかにして情報を上手く載せ、情報を伝えるのかが要になります。




気功トレーニングと文章作成の相関関係


私は現在、複数のSNSアカウントを運用していますが、そこで投稿する文章を通じて、気功のトレーニングも行っています。


例えば、誤字脱字をなくし、簡潔で内容の濃い文章を書くことは、送る「気」から余分な情報を取り除き、内容の伝達力を高めることに繋がります。


もし商品の販売を目的とする文章を書く場合、その文章が生み出す世界観の臨場感を高め、読者の心を動かさなければなりません。これは、気の玉に五感をフル活用して病気を治す臨場感を込める作業と非常によく似ています。


文章を考え、試行錯誤しながら書き上げること自体が、気功に必要な集中力の修行にもなります。




現時点での変化


今のところは、技の掛かりが以前よりも良くなったかな?といった変化を感じていますが、続けていけば、より大きな変化を感じられると確信しています。


特に確信しているのは、今後私が催眠術や気功を世界に広め、認知を高めていくためには、文章能力が必ず必要になるということです。引き続き練習を重ねていきます。


また、進展があれば修行日記に投稿しますね。

 
 
 

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