笑いと抽象度
- magic bicycle
- 2024年9月13日
- 読了時間: 4分
更新日:1月23日

こんにちは。世界で学ぶ催眠術師です。
最近、私は「抽象度」を高めるために、笑うトレーニングを行っています。
抽象度が低いと、目標を達成することは難しくなります。なぜなら、抽象度が低い状態では、目の前の具体的な問題にとらわれやすく、広い視野を持てないからです。反対に、抽象度が高いと、全体像を捉えられるようになり、より柔軟で俯瞰的な視点から物事を判断できるようになります。これにより、目標に至るための道筋や、今まで気づかなかった解決策が見えてくるのです。
◼️なぜ笑うと視点(抽象度)が上がるのか?
笑うことで、私たちは自然と腹式呼吸を行い、副交感神経が優位になります。副交感神経はリラックスを促進する神経系で、心拍数の低下や血圧の安定化など、身体にさまざまな健康的な効果をもたらします。さらに、笑いはストレスホルモンの分泌を抑え、心身の緊張を解きほぐします。このストレス軽減効果により、感情的な反応にとらわれにくくなり、冷静で客観的な視点を持ちやすくなるのです。
視点が広がると、私たちは個々の問題だけでなく、全体の状況を俯瞰し、隠れていた目標への道筋を発見することができるようになります。つまり、笑うことで視点が高まり、抽象度が上がるのです。
◼️笑いと健康の関係
低い抽象度にとどまっていると、日々のストレスに対して過敏になり、免疫力が低下するリスクがあります。ストレスを抱えた状態では、筋肉が硬直し、身体の柔軟性が失われ、怪我や病気のリスクが増大するのです。また、慢性的な緊張状態が新陳代謝を阻害し、体の回復力を弱めることもあります。
一方で、抽象度が高いと、些細なことにとらわれにくくなり、ストレスに対する耐性が増し、免疫力が向上します。これにより、身体の新陳代謝が活性化し、怪我や病気からの回復も早まります。実際に、歴史的な偉人たちが高い志を持ちながら、驚異的な回復力を発揮していた例は少なくありません。
船坂弘
第二次世界大戦中に日本陸軍の将校として戦い仲間を守ることへの強い使命感を持ち従軍。
首に銃弾を受け戦闘不能となりますが、数日で回復し戦場復帰しています。
アレクサンダー大王
世界の征服と文化の融合という壮大なビジョンを持ち、戦闘中に重傷を負っても短期間で回復し、再び戦場に復帰したと言われています。
ナポレオン・ボナパルト
フランス革命の理念を広め、ヨーロッパ全土を支配するという目標を掲げ、多くの負傷にもかかわらず異常な速さで回復した例があります。
ニコラ・テスラ
電気を世界中に無償で供給するというビジョンを持ち、交通事故で重傷を負った後、通常よりも早く回復したことが知られています。
これらの人物は、壮大な目標を掲げることで、心身ともに高い回復力を発揮していたのではないかと考えられます。つまり、抽象度の高い志を持つことが、身体的な健康にもポジティブな影響を与える可能性があるのです。
◼️笑いと情報身体
ヨガの伝統では、クンダリーニ覚醒や道教の大周天といったエネルギーの流れを活性化させる技術が存在します。これらの技術は、情報身体を拡大し、心身のバランスを整える効果があるとされています。笑うことも、間接的に情報身体の拡大に寄与すると考えられます。
具体的には、ネガティブな出来事を笑い飛ばせる能力がある人は、視点の高さを維持できている証拠です。これは、感情的にネガティブな情報に影響されず、それを適切に扱える広い視点、すなわち情報身体の大きさを持っていることを意味します。
よく「ピンチはチャンス」と言われますが、追い詰められた状況でも力を発揮できる人は、笑いによって高い抽象度を保つことで、物事を大局的に捉え、様々な情報を操作できるのです。
◼️トレーニング内容と進捗
私が行っているトレーニングは、ネガティブな出来事に直面しても、できる限り笑うようにすることです。また、隙間時間には、過去の大笑いした記憶を思い出しながら、理由もなく笑う練習も行っています。
このトレーニングを開始してから1ヶ月ほどが経過しました。最初は微笑むことしかできませんでしたが、今では理由もなく自然に笑えるようになってきています。日常の些細な出来事に感情を引っ張られなくなってきた体感もあります。
今後もこのトレーニングを続けてみます。
今回はここまで。また次回の修行日記でお会いしましょう。お楽しみに!
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