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inスペイン🇪🇸

更新日:1月23日

皆さんこんにちは!



世界で学ぶ催眠術師 かずきです。



2024年1/1〜1/11の間、スペインに行ってきました!





↑サグラダ・ファミリア




年越しは人生初の空の上。機内食ではシャンパンとブドウが出てきましたよ。


これはスペインの風習で、そのきっかけは、昔スペインの上流階級の人々がフランスの習慣をまねて、が始まりとされています。


さらにそれを真似て、大晦日に時計台の鐘の音を聞きながら一般階級の人が、ブドウを食べ始めたのが始まりとされています。





ところで、スペインといえば手品が有名なのはご存知でしょうか?




ホワン・タマリッツ

ホアン・ルイス・ルビアレンス

ダニ・ダオルティス

アルトゥーロ・デ・アスカニオ

etc...



スペインには手品の巨匠が数多く名を連ねますが、その中でも私が最も尊敬しているのはダニ・ダオルティス。



↑真ん中がダニ・ダオルティス




とにかく彼のマジックは破壊力がすごい。基礎技法の応用系の応用系の集大成なような手品なんです。


所見では、上手い!というような雰囲気はないんですが、それは恐ろしいほどにナチュラルにあらゆる技法を何もしていないレベルに完全に溶け込ましているから。


そしてその技法が極まると、本当に何もしていないのに魔法を引き起こすことができます。


こうなるといくら知識のあるマジシャンでも引っかかってしまう。


例えば、通常手品では、フォースと言って指先のテクニックや数学的な仕組みによって特定のカードを選ばせることが多いです。なのでその知識さえあれば何が行われているかは、技法独特の動きや、カードの配置などから推測をして分かるんです。


しかしダニを始めとする世界トップレベルのマジシャン達は、観客の脳(情報)に直接書き換えを行い、特定のカードを選ばせます。





なので、プロマジシャンから見ても、何もしていないように見えるし、実際に物理的な部分では技法という技法は何も行っていない。


そして実際にダニ自身も、あるコンベンションでどうやってそのマジックを行っているのかと尋ねられたときに「I don't know how」と発言しています。


本当に種が無いし、完全に感覚で行っているものだから出てくる言葉なのでしょう。


本当の魔術ですよね。


彼らが行う脳=心を書き換える技法は、催眠(魔術)技法ともいえます。









実は奇術の歴史は想像以上に古く、演目の1つ「カップ・アンド・ボール 」は古代エジプトのベニハッサン村の4000年以上前のものと推測されている洞窟壁画にそれらしきものが描かれています。


魔術と奇術は、ある意味では非常に近しい関係にあります。英語のmagicがその両方を指すように、そもそも奇術は魔術を実現するために発展してきたという説があります。


奇術は古代、国家形成以前の時代から行われていたとされ、これは古代の集団においてそれを統率するリーダー的役割の人間は、不思議な力があることが大きな影響力を持っていました(日本では卑弥呼など)。


リーダーは、民衆とは違ったことができるということをアピールすることで権力を得ていた可能性が高いのです。このような奇術を「原始奇術」、「ビザー・マジック」とも言い、古代社会では大きな影響力を持つことに成功したと見られています。


↑散楽



日本における奇術の歴史は、奈良時代に唐より仏教とともに伝来した「散楽」が始まりとされ、狂言や能などと同じ源流を持っています。


大道芸として発展し、「放下」「呪術」「幻術」と呼ばれたが、戦国時代には芸として完成しています。


更に催眠術の原型は魔法・魔術と同じということはあまり知られていない事実があります。


この魔法魔術はヨーロッパ地域で、約14世紀から19世紀にかけて流行。


そして西洋よりも、実は日本の方が昔から催眠大国で、10世紀には日本でも催眠術や奇術の原理を昔から扱っていたのは安倍晴明を始めとする陰陽道の方々。その当時催眠は隆盛を極めていました。


もちろん陰陽師の方々は私も施術のときに扱うような、様々な技術をみんな駆使していたようです。

そして実は、式神・結界・未来視といった技法は陰陽道発祥。


陰陽道の技法は結婚の日取り大安吉日から天皇家の行事、恵方巻の方角まで様々に日本の伝統に直結していて、日本は現在のアメリカやロシアに引けを取らない程に催眠大国だったんです。


↑カタルーニャ美術館



そしてそのような非言語的な催眠能力を鍛えるのにオススメの方法が、芸術や自然に触れることなんです。


催眠では今感じている物理的な臨場感から離れ、目的に沿った臨場感を作り上げ、相手に送信する必要があります。しかしふわふわしたイメージだけを送っても相手は認識できません。


イメージという抽象度の高い所から、物理的な抽象度の五感で感じ、低いところに落とす。


この落差がエネルギーを生み出し、このエネルギー(気)で心と体が感じている世界を書き換えます。



作品を見るときは、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、体感覚、五感すべてを使って感じます。


そうすると何だかこの像はふわっとした味がして明るくて、心地よい香りで胸に響く音がするな、そして落ち着いた気持ちになるな、といったように感じます。


もちろんこれは私の体験であって万人が同じ体感を持つわけではありません。正解はありません。


このようなトレーニングを通して五感をどんどん鍛えていくんです。




↑カサ・バトリョ



バルセロナには世紀の天才建築家、アントニオ・ガウディの作った建物が多く見られます。


最高の街ですよね。




そしてガウディの代名詞、サグラダ・ファミリアも見に行ってきました。


始めに行ったカタルーニャ美術館からも遠目に見えていました。遠くからでも凄い存在感でしたが、間近で見ると圧巻。迫力がすごいです。


陳腐ですが、まるでゲームがなにかの世界に迷い込んだかのようです。






↑最後降りる時は、凄い催眠っぽい螺旋階段がありました。



スペインが手品、音楽、絵画、建築、etc...

様々な芸術的側面において成功した背景には、このような人々の五感を刺激する環境があったからなのかもしれませんね。





今回のスペイン旅行では五感を全力で刺激できたので大満足でした。

都会で自然と芸術に溢れ、なおかつ物価もそんなに高くない。住みやすそうな街でしたよ。


みなさんもぜひ一度は訪れてみていただきたいです。


それでは本日はこんなところで終わりです。


またね!






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